そして30分後。 「で、できたあ〜! 才賀、できたわよ!」 「見りゃわかる」 「信じられない! 今日は寝られないと思っていたのに!」 半べそになりながら喜ぶこいつを見て、ふと疑問が浮かぶ。 「親に習わなかったのかよ? 聞けば教えてくれんだろ?」 すると東条はハッとしたような顔をした次に、困ったように笑った。 「聞きたい時にそばにいてくれなきゃ、聞けないわよ」