まあ当然、登校したばかりだからお昼はまだまだ先の話。 師匠は先に行ってしまったから、一人トボトボ歩いて、校舎裏から教室に移動した。 「おはよー、彩音」 「彩音ちゃんおはよ!」 一歩歩けば、五人から声を掛けられる――というのは、さすがに大げさだけど、廊下を無言で歩いたことはないかな。 無視しちゃわないように、周りに気を配る。 「前、うっかり考え事して挨拶を返せなかったら、体調を心配されて強制送還されちゃったもんね~失敗失敗」