キーンコーン……… 五時間目の開始のチャイム。 あ………ノートとプリント配らなきゃ。 顔を上げ立ち上がる。 ……あれ? 周りの机にはノートとプリントがおいてあった。 「え…。」 「あ、俺が配っておいたから。」 「あ…ありがと。」 雄介君。 ドキ……。 胸が大きく一つ鳴った。 どうしたの?私。 こんなに胸がなったのは友哉と初めて会ったとき以来………。 もしかして……? う…ううん。 そんなことあるわけない。