それから3時間後。

私は殊覇羅学園の周辺に着いた。

そこは私の今までいた、田舎とは大違いで。
電車、人の多さ、高い建物、車。

とりあえず、男装しなければ…。

近場のお店で服、ウィッグ、靴、日用品をかった。


すべての買い物が終わり時間は午後の2:30、1時間30分たっていた。

「よし!!」

今鏡の前にいる自分は男の子。

「ここから殊覇羅までどういけだいいのかな…」

バス、タクシー、道が多くて分かりずらい。

と、考えていると…。見たことのある服を着た人が…。後のことを何も考えずに私はそのひとに駆け寄った。

「あの…。殊覇羅学園の生徒ですよね?」

「はい…そうですけど…??」

その人は唖然としている。その顔に自分も唖然となりかける。

「その、殊覇羅までの道をおしえてもらえないですか?」

「良いですけど…あなたはどうして殊覇羅に?」

「あ、転校です。あさってから通うんですけど、とりあえず寮には早めに入れっていわれたから…」

「あぁ、あなたでしたか…、転校生は。今から帰るので一緒に行きましょうか」

「ありがとうございます。すみません」