その長谷川君が、どうして?

というか、神様、なんかオプション付きですか。

固まる私に奏ちゃんは、

「同じクラスだー!!やったね、夕。」

抱きつかれた。

いつもならビックリするのだが・・・

私は完全にフリーズしていた。


気づくと、教室にいた。

あれ?私、どうやってここまで来たっけ?

覚えてない。ヤバイ・・・

明日迷子になる!
一気に意識が戻った。

どうしよ・・・

「夕?」

「奏ちゃん、私、どうやってここまで来たの?」

「はぁ?」

「なんか、クラス発表の後から静かだったけど、まさか、意識飛んでた系?」

「う、うん」

「なんで?」

うっ!

実は奏ちゃんにも長谷川君が好きだと言ってないのだ。

どーしよー!!

「ゆーう!?」

あぁ、もう・・・

「同じクラスに、は、長谷川君いるよね?」

「んー・・・あっ、いた。」

「私ね、ずっと好きだったんだ。」