ーー

私は今、短距離走のスタートラインに立っている。


陽くん……


とりあえず、ビリにはなりたくない!!


「位置について……」


ドク……


「よーい……」


ドクドク……


「ドン!!」


ダっ!!


なんと、2位!!


良かったぁ!!


席に戻ると……


「夕!!」


「陽くん!!」


ギュッ♡


へ?


「おめでとう!!」


陽くんの声が耳元で聞こえた……


「ありがとう!!」


私は陽くんの顔を見ながら、言った。


「可愛すぎ……」


チュッ……♡


な、なんと!!


「唇は、優勝してからな!」


おでこにチュウ……陽くんといたら何度も死にそうです。