ゆっくりと、陽君を見た。

陽君の頬がピンク色だった。


「ほんとに・・・?」

「う、うん。」

「俺なんかでいいの?」

「陽君がいい!」

「可愛すぎ・・・」

「へっ!?」

「何でもないよ。」

陽君の頬がさっきよりも赤かった。

「俺、幸せだ。」

「わたしも!」

窓から夕日が差し込む中、私達は

恋人 になった。

この瞬間が、本当に幸せだった。