それから1週間ぐらいたった、

4月29日。



「七瀬さん、放課後時間あるかな?」


隣の席から声をかけられた。


「うん、あるよ。」



「そっか!!んじゃ、教室に残っててくれないかな?」



「うん、いいよ。何手伝えばいいの?」



「えっ!?あー・・・ヒミツ。」



「え?わかった。」



「ありがとう!!」




陽君の頬が赤かったのは、気のせいかな。