夕は俺の名前を出さなかったけれど、すぐに俺のことだってわかった。 「安心して。俺はもうひとりじゃない。」 そう呟いた瞬間 『知ってるよ。だって夕陽になって見てるから。』 愛しい、愛しい夕の声が 右隣から聞こえたーーー。 ーーーEND