カシャ
「「え!?」」
「あー、今のテストだから気にしないでー。」
な、なんだテストか。
それから20分ぐらいして白井さんが
「もういいよー!」
と言ったから、撮られる覚悟を決めた。
のに、白井さんはこちらに向かって歩いてきた。
「これでどうかな?」
「え……?」
そこには幻想的なイルカのトンネルの中、幸せそうに笑い合う2人がいた。
「いつの間に……。」
「ごめんね、あれテストじゃなかったんだ。どうしても君たちの自然体が撮りたくて。本当に騙すような真似をしてすまなかった。」
「いえ!全然!!ていうか、すげー!!」
「うん!!凄いキレイ!!」



