ーーー 「ここでいいか?」 「うん!!」 私たちは、イルカショーの会場にいた。 濡れないように真ん中の方の席に座った。 車椅子は通路の狭いここでは邪魔だから、私もベンチに座って車椅子を畳もうとした。 「俺がやるよ。」 「ありがとう。」 本当に陽は、優しい。 『ただ今より、イルカショーを始めます。』 「お、始まるな!」 「うん!!」 3頭のイルカがジャンプする。 自由に飛び続ける。 水しぶきが太陽に反射してキラキラ光る。 私は、その光景を瞳に焼き付けた。