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「もうすぐ、クリスマスか……。」
「ねぇ夕。どこかデート行こう！！」
「え！？」
見舞いに来てくれていた陽が突然言った『デート行こう』と。
「……無理だよ。」
今の私の体では……きっと無理だ。
「……夕は、本当はどうしたい？俺は、夕の本当の答えを知りたい。」
「っ！！そ、そんなの、ｸﾞｽﾞｯ、行きたいに決まってるよ……ｸﾞｽﾞｯ。」
陽と付き合って初めての……最初で最後のクリスマスかもしれないのに。
「分かった！俺に任せとけ！！その代わり夕は、‘‘今年’’のクリスマスデートで行きたい所考えといて！！」
「っ、うん！！」
陽は、本当に優しいね。
分かったよ、‘‘今年’’のクリスマスどこに行くか考えておくね。
……ついでに来年も決めておくね。
