一人一人に1枚の画用紙を渡す。

最後の一人は、陽だった。

「……はい。」

「ありがとう、夕。見てもいい?」

「うん。」

みんなも陽が受け取るのを待ってた。

「よし、せーっので見ようぜ!!」

「凌、何当然なことドヤ顔で言ってんのよ。」

「……はい。」

「ここは、長谷川の掛け声だろ?」

「え、俺?……じゃあ、失礼して。」

「ぷっ……新年会かよ。」

陽、緊張してる?

赤くなる陽の顔。かわいい……。

って、言ったら怒るだろうから言わないよ。

「うるせーな。じゃあ、行くぞ。せーっの!!」

バッ!!