「今日は、体育でバスケしたんだー。楽しかったけど、バスケ部に勧誘された。」

「入ったら?」

「夕は、俺を殺す気?俺、バイドあるんだよー。それに部活なんてしてみな、夕に会いに来れなくなる。……今でも足りないのに。」

っ!!

きっと私の顔は、みるみるうちに赤くなっただろう。

だって反則だよ。少し照れてそんなこと言うの。

「そ、そうだね!!私も、陽と会えなくなるのは、悲しい。」

……そう、悲しい。

近い将来、私は陽くんを悲しませるんだろう。

……死んでしまって。