田丸先生からあの絵を高校からコンクールに出せると聞いてから、もう3ヶ月が経っていた。 季節は、冬になっていた。 病は、確実に私を蝕んでいた……。 体の左側の麻痺が強くなって、歩けなくなった。 コンコン 「はい。」 「よっ!!」 「陽くん!!」 「陽くん………?」 「あっ……!ひ、陽\\\」 「うん、よろしい。」 陽くんは、週に3日は、私のところに来てくれる。 ……そして必ず私の左側に座る。