黙って俺のモノになれ【上】



「す~はぁ~」



よしっ、切り替え完了。



「みーおーちゃーん!朝だよぉ!」



「ま、待ってください…!」



あ、一応起きてたんだ。



「うん!大丈夫だよぉ!」








とは言ったものの…


ちょっと遅くねぇか?



「すみません…お待たせしちゃって」



本当待たせんなよな。



「いや、僕が早く来すぎたからね!謝らなくていいんだよ!」



まぁ、これも一理あるか。早く来ちゃったし。


一応許しておいてやるよ。







「今日はいい天気だよねー!」



こいつ…本当に男苦手なんだな。


さっきからめちゃくちゃ警戒されてんだけど。


別に素で仲良くするつもりはねぇから、こっちからしたら好都合だけど。


護衛する以上はこれだとやりにくいものもある。



「そうですね…!」



さて、どうすっかな……。


どうしたら警戒心なくなるかなー。


ま、このまま話してたらなんとかなるか。





そんな俺の予想は的中。


校舎につく頃にはだいぶ警戒心が解けているように感じた。


何だ意外と楽勝だったな。



「心音ちゃん!今日のお昼休み実はモデルの仕事入ってて一緒にいられないんだ…。誰か他に一緒にいれる人いるかな?」



「分かりました…。大丈夫です、気にしないでください…!」



「そっか!よかった!」



なんて。


言われなくてもあんまり気にしてねぇよ。




とは言っても1つだけ気になることがある。


……こいつもしかして俺の事知らねぇのか?


最初にあった時から思ってたけど、俺見て驚かねぇし、そんな素振りも一切見せねぇ。


別に自分に自惚れてるわけではないけど、俺の事知らない人なんてそんなにいねぇと思うんだけどな…。


特に女は。