「心音ちゃんは今日、お昼休みはどこか行かないの?」



気づけば4時間目も終わってたみたいです…。



「あ…はい。優空くんがお昼休みは無理だそうなので…」



1通りの事情を知っている玲弥くんと慧くんはあたしの言葉になるほどね、と頷いた。



「じゃぁ今日は俺らと一緒にお昼食べよ!」



「そうだな、そうしよう」



「お願いします…!」



こうして今日のお昼休みは玲弥くんたちと過ごすことになった。














「って言うか、今日は優空の日だったんだね。優空すっごく優しいでしょ」



やっぱりお2人も優空くんとはお友達なんですね…!



「はい。明るいし優しいし…」



「それに、優空と言えばモデル業だよな。あの人気度は半端じゃない」



優空くん…相当人気なんだな…。


あたし本当にそういうのは疎いから、全然分からないんですが………。


そう思っていると



「心音、もしかして優空の人気度知らないだろ?」



慧くんにズバリそう言われてしまいました…。



「す、すいません…。あまりそう言うのは興味がなくて…」



「いや、別に謝ることないよ!ただ、これから優空と関わるなら多少は知っといた方がいいと思うよ」



「それはそうかもね。心音ちゃん優空の事全く知らない?」



「はい…」



もしかして、知らないのはおかしいくらい人気の人だったのかな……。



「よし、じゃぁ俺らが教えてあげる」



「任せとけ!」



こうしてあたしは昼休み優空くんについての情報を頭に詰め込んだ。












午後の授業中。


あたしは先ほど玲弥くんたちから教えてもらったことを頭の中で整理していた。