【心音side】
次の日---
今日も慌ただしく準備をする朝。
「みーおーちゃーん!朝だよぉ!」
うっ…。
優空くん早い…………。
「ま、待ってください…!」
「うん!大丈夫だよぉ!」
数分後--
「すみません…お待たせしちゃって」
「いや、僕が早く来すぎたからね!謝らなくていいんだよ!」
なんだ…自覚はあったんですね………。
「今日はいい天気だよねー!」
「そうですね…!」
校舎に向かいながらそんな他愛のない話をするあたしたち。
それにしても…優空くんずっと笑顔だな…。
ずっと思ってたけど、人懐っこい笑顔を浮かべる人だな…。
果たしてこれは本当の笑顔なのか…
いまいち掴めない優空くんを最初は警戒してたんですが…………。
「心音ちゃん!今日のお昼休み実はモデルの仕事入ってて一緒にいられないんだ…。誰か他に一緒にいれる人いるかな?」
校舎につく頃には警戒心も解けていました。
「分かりました…。大丈夫です、気にしないでください…!」
「そっか、よかった!」
そう言ってまたあのキラキラな笑顔を浮かべる優空くん。