黙って俺のモノになれ【上】



「旭輝も知ってるよな?転校生来たの」



「あー、うちの唯一の女の子っしょ?」



「そうそう。その子に学校案内してあげるんだよ」



「え?歩結が?それまたなんで?」



「まぁ色々あるんだよ。って事で行ってくるから」



細かい説明をするのが面倒だった俺はそのへんの話を適当に誤魔化し、柊さんの教室に向かった。





1-Aに着くと、入口は男子でごった返してて、柊さんを呼べそうもない。


仕方なく俺は近くにいた男子に



「ごめん、柊さん呼んでもらえるかな?」



そう言った。


するとその子は快く引き受けてくれて、間もなく柊さんが出てきた。



「成田先輩…。お待たせしました…」



「全然いいよ。じゃいこっか」



こうして学校案内が始まった。


















だけど----












こんな時でも人は寄ってくるわけで…



「あ、歩結!」



「先輩~」



「あゆー!いい所に!」