黙って俺のモノになれ【上】


まさか、男の子が苦手なことばれちゃった…!?


あたしってそんなに分かりやすいかな…。


どうしよ…………。




「じゃあ俺そろそろ教室戻るよ。また放課後ね」



でも…まぁいっか…。



「……はい」



あたしが返事を返すと、優しく微笑んで成田先輩は自分の教室へと歩いていった。


先輩を見送り終えて、自分の席に着くと早速玲弥くんたちがやってきた。



「おかえり、心音ちゃん」



「学校案内はどうだった?」



「え、えと、しっかりと案内してもらいました…」



あたしがそう答えると、玲弥くんと慧くんはあたしに笑顔を向け



「よかったね」



「よかったな」



口を揃えてそう言った。



「はい…!」



そんな2人にあたしも笑顔で返した。













「見ろよ、柊が笑ってるぜ」



「本当だ。珍しいな…」



クラスメート達がこんな事を言ってるなんてあたしは気づかないままお昼休みは終わった。












そして放課後。



「柊さん、迎えに来たよ」



教室まで迎えに来てくれた成田先輩。



「あ、成田先輩…!」