黙って俺のモノになれ【上】



「いいえ。また困った事があったら遠慮なく聞きにくるといいよ」



こうして、話を終えると何気なくまた隣に並んでくれる。


それをまたスマートにやり遂げるから、他の人にも不審がられることなく校舎案内が進んでる。







「じゃ、そろそろお昼食べに学食でも行こうか」



「はい……」















その後も事あるごとに男の子達から庇ってくれ、あたしは気分が悪くなることなく教室に戻ることが出来ました。



「だいたいは案内できたと思うけど…。また分からないことがあったらいつでも聞きにおいで」



「はい。あの…ありがとうございました…!すごく助かりました…」



最初は学校を見て回ると言うだけで男の子とたくさんすれ違うからすごく憂鬱だったのに…。


案内を終えた今、

行ってよかったな

案内してくれたのが成田先輩で良かったなと思います……。


だって…あんなに配慮してくれるのはきっと成田先輩だけだから…。


未だになんで成田先輩があんなに庇ってくれたのかは分かりませんが…。