黙って俺のモノになれ【上】


そんなあたしの様子を見ていた玲弥くんと慧くんが近づいてくる。



「心音ちゃん、おはよ。今の歩結先輩だよね?」



「心音おはよー。なんで歩結先輩ここまで来てくれてんの?もしかして…もう付き合い始めたとか?」



「え、つ、つつ付き合う?そ、そんなわけないじゃないですか…!」



何を言っているんでしょうか、お2人は…。



「えっじゃーなんで心音を教室まで連れてくるんだよ」



どうやら2人は興味津々みたいで…。


話すまで離してくれそうにないな、と思ったあたしは観念して2人に説明しました。



「……という訳なんです」



「なるほどなぁ~。それって心音超ハーレムじゃん!」



「ハーレムというか…。心音ちゃんは不安だよね」



そうなんです、玲弥くん…。


すごく不安で仕方が無いんです…。



「だけど、決まっちゃったもんはしょうがないし…。何かあったら俺らに相談しなね?」



「そうだな。それがいいよ」



「2人とも…。ありがとうございます…!」



優しいな…玲弥くんも慧くんも。



2人の好意は無駄に出来ないし…なんとしてでもこの学校生活に慣れないと…。



「全然だよ。心音ちゃんのためならね」



「うんうん」









それからしばらく3人で話をしていると、透瑠先生が入ってきた。



「お前らー、席つけー」