黙って俺のモノになれ【上】



「ルールは全部で3つ」



西宮先輩はゆっくりと優しく伝言を伝える。



「3つもあるんすか…」



「奏夢には3つあろうが、なかろうがあんまり関係ないだろ!」



「優空それ言えてる~」



朝霧くんが項垂れていると、すかさず優空くんと翔斗先輩が突っ込みをいれる。



「1つ目は柊を朝部屋に迎えに行って一緒に登校する事。もちろん教室までちゃんと送り届ける」



そんな優空くんたちに構いもせず、西宮先輩は1つ目のルールを口にした。



「いちいちコイツの部屋から教室までいかないといけないんですか…」



「まぁまぁ湊叶、そう言うなよ」



……桐沢くんももちろん一緒に行動するメンバーの中に入ってるんだよね…。



「2つ目は特別な理由がない限り、お昼は一緒に過ごすこと」



お昼も一緒なんだ…。


息つく暇もなさそうだな…。



「そして最後は下校を共にする事。登校時同様、教室まで迎えに行って部屋までちゃんと送り届ける事が条件」



登下校、お昼まで一緒だなんて……


あたし大丈夫かな………………。


でもここで生活していかなきゃいけない。


……それならあたしも腹をくくるしかないのかな…。