黙って俺のモノになれ【上】


あまりそういう事しそうにないのに…。



「うん、そう!」



「分かりました…」



「よし、じゃぁ僕部屋に戻るよ!またね!」



あたしが返事をすると、優空くんは自分の部屋に入っていった。



「あたしも部屋に戻って課題しなきゃ…」









そして部屋に戻ったあたしは、無事課題を終え、時間を見るといい時間だったのでご飯を食べるために食堂へ向かおうと部屋を出た。


部屋の鍵をしめていると、外出していたのか桐沢くんが帰ってきた。



「あ、あの…こ、こんばんわ…」



あたしが勇気を振り絞ってそう言うと、桐沢くんはまるであたしなんか見えていないとでも言うように、あたしには一瞥もくれず自分の部屋へと入っていった。


っ………。


冷たいのは分かってましたけど、無視されるとやっぱり辛いです……。


桐沢くん…やっぱり少し苦手だな…。


優空くんたちとは皆のおかげで少しずつちゃんとお話ができるようになったけど…。


桐沢くんとはずっと仲良くなれない気がします……。















そして夕食後。


あたしは今西宮先輩の部屋にいます…。


恐る恐る入ると、もう既に皆さん揃っていて…。



「心音ちゃーん、遅いよぉ!」



「久しぶり~心音ちゃん。元気だった?」



「おせぇよ」



など、色々責められたことは言うまでもありません…。


そして、今の話題はと言えば…………



「で、要するに楓が皆を集めたのは先生から言われたことを伝えるためって事だよな?」



そう、何やら先生から伝えられた伝言を皆に伝えるだとかなんだとか。



「あぁ、そうだ」



「ちなみにその伝言って何のことっすか?」



「柊を守るに当たっての注意とルールだ」



西宮先輩は最小限の言葉で、分かりやすく話をしてくれる。


いつもあまり喋らないけど、要点をしっかり抑えて話をするから、こちらもすごく分かりやすいんです…。



「なるほどな。じゃそのルールとやらを教えて貰おうかな」



「あぁ、わかった」



こうして西宮先輩は伝言を皆に伝え始めた。