黙って俺のモノになれ【上】



「俺はパス。お前らでやれ」



「湊叶~。それはだめだよぉ」



「相変わらずだな、お前は」



「とりあえず分かったよ、先生。ありがとう、色々と」



「よし、じゃぁ後はお前らに任せるな。頼んだぞ心音さんを」



そう言って寮から帰っていく先生。



「あぁ、じゃあまた明日なぁ」



「先生ばいばーい!」



そして、先生が見えなくなった頃



「よし、じゃぁ3階戻ろっか」



という、成田先輩の一言で皆は動き始めた。









……はぁ~。


明日からあたしはこの中の誰かと毎日ずっと一緒なんだよね………。


一体どうやって決めるんでしょうか……。


そう1人で不安に思っていると



「なぁ、心音ってさ1人っ子?」



朝霧くんが質問を投げかけてきました。



「…いえ。2つ下の弟が…………」



「え、お前弟いんのか。全然見えねぇ」



「………よく言われます…」



最近は弟がいるのになんでそんなに気弱なのかとか、どうしてそんなに男の子に免疫がないのかとか本当によく言われるんです……。


だけど、苦手なものは苦手だし、性格も急には変えられないので、あたしはどうしようもできません……!


変わらなきゃいけないのは分かってるんですが……。