黙って俺のモノになれ【上】


だけど……皆さん優しくして下さってるし、ご行為を無駄には出来ないよね…。



「…分かりました…。荷物置いて来ますね」



そして部屋に入ると、1人部屋とは思えないほど面積の広いお部屋がありました。



「うわぁ…広い…」



誰もいない部屋の中1人、あたしは声を漏らさずにはいられませんでした。


あたしは先ほど届いた荷物をその部屋の中に置き、皆の元へ戻った。



「お、お待たせしました…」



「あ、心音ちゃん!早かったね!」



「ちゃんと荷物置いてきたのか?もしかしてそこらへんに投げて…」



「柊さんがそんな事する訳ないだろ」



「歩結に同感」



優空くんと朝霧くんがあたしを出迎えてくれ、朝霧くんの言葉に成田先輩と西宮先輩が突っ込みを入れる。



「お前らいちいち騒ぐなよ…。じゃぁ寮の中案内するから付いてきてもらえる?」



そう言って透瑠先生が皆をまとめる。


ここまでで分かったことは、翔斗先輩に突っ込むのは決まって朝霧くん…。


そんな翔斗先輩は、きっと女の子関係で皆に突っ込まれるのは日常茶飯事なんだろうな…。


優空くんは誰にでも明るくて優しいムードメーカー。


そして皆がわちゃわちゃすると、まとめてくれるのは決まって成田先輩か透瑠先生。


西宮先輩はたまに鋭い突っ込みを入れるけど、普段はあまり喋らず、皆の話を聞いてる感じ…。





桐沢くんは…見ての通りすごくだるそうで冷たいです…。


ただ…………透瑠先生や先輩には逆らえないみたい…。


彼の唯一の弱点なんでしょうか…?









そんな事を考えながら先生たちについて行くと、食堂の場所や、お風呂場の場所などについて丁寧に案内してくれました。


玲弥くんに聞いていたとはいえ、やっぱりはっきりとした場所は分からなかったので、すごく助かりました…!




そして1通り見終わったあと…



「案内する所はこれくらいかな。あと、分かんないことあったらこいつらに聞いてね」



と、先生があたしに言ってくれた。



「あ、あの…色々ありがとうございました…!先生も、それから…み、皆さんも…!」



だからあたしは案内をしてくれた先生とここまで付いてきてくれた6人の皆さんにお礼を言いました。