黙って俺のモノになれ【上】



誰かが1人喋り始めるとそれに連鎖するように話し出す皆さん。


賑やかな人たちだな………。



すると、急に皆が静かになって一番最初にドアを開けて入ってきた人から自己紹介を始めた。



「俺は朝霧 奏夢(アサギリ カナメ)。総合学科C組。お前と同級だ」



キリッとした眉に、切れ長の目。

身長はあたしより15cmほど高い。

口調はすごく上から目線……。


だけど、しっかりしてるんだろうなと思える人柄です。



「……朝霧くん、よろしくお願いします…」



「あぁ」






そして次に口を開いたのは目がぱっちりしてて、すっごく可愛い男の子。


あたしより少し高いくらいの身長だけど、それがまた可愛らしさを強調させてる。



「僕は三浦 優空(ミウラ ユウ)!芸能科で心音ちゃんと同じ高1だよ!よろしくね!」



少し茶髪のふわっとした髪を揺らしながらそういう彼、三浦くん。


喋り方まで可愛いなんて……。



「…よ、よろしくお願いします。三浦くん…」



「あーそれ!その呼び方やめて!優空ってよんで?」



なぜ男の子は下の名前で呼んで欲しいのでしょうか…。


抵抗はあるが、ノーと言えないあたしは従うしかなく…。



「ゆ、優空くん…」



結局呼んでしまうのです…………。



「うん!その方がいい!」








「優空だけずるい~。次おれね!内海 翔斗(ウチミ ヒロト)。高2!デザイン科だよぉ~。よろしくね、心音ちゃん」



このチャラい人はどうやら先輩みたいです…。


あたしの苦手なタイプだな…………。