「おそいよ、翔斗」
「翔斗さん!また女の子ですか?」
「ごめんごめん!女の子と電話してたら遅くなっちゃって~」
「…本当懲りないな」
「だりぃ~……」
「翔斗さんみたいにはなりたくないな」
「奏夢~!それひどくない?」
「いや、本当の事なんで」
またまたあたしをよそに会話を始めるイケメンたち…。
……あたし、帰ってもよろしいでしょうか…?
そう思っていると
「はいはい、お喋りはそこまで。とりあえず皆自己紹介しよう」
日向先生が手を叩いて皆をしずめ、そう言った。
……じ、自己紹介…。
あたしの1番の苦手分野でもある自己紹介。
女の子の前でも緊張するのに、男の子ばかりの前ですることになるなんて…。
そんな事を考えながらもあたしは口を開いた。
「……ひ、柊 心音です…。今日転校してきました…。科目は普通科A組です…。ど、どうぞよろしくお願いします…」
言い終えるとあたしは小さくため息をこぼした。
早く帰りたいよ……!
「女の子可愛いー!」
「新鮮だな」
「こーいう純粋系な感じもいいよね~」
「女なんて皆一緒だろ」
「興味ねぇ…」
「まぁそういうなよ、湊叶。よろしくね、柊さん」



