黙って俺のモノになれ【上】



すると男の子たちの目線が一気にこちらを向く。


……あんまり見ないでほしいんですが…。


そんなあたしの願いは彼らに届くはずもなく…。



「それってこいつか?」



「女の子が転校してくるって本当だったんだ!僕嬉しい!」



「…………」



「あんまり寄ってたかるなよ。それより翔斗がいないじゃん」



と、口々に口を開いております。





……あ、あたし、今日からこの人たちと同じ階なんでしょうか…?


玲弥くんたちの方がいいよ…。


何だか怖いし…。


そう思って少し顔をあげると、見える男の子たちの顔。



……うわ…皆イケメンさんだ…。


最初に思ったのはそれだった。



玲弥くんといい、慧くんといい、日向先生といい…。


この学校は顔面偏差値高すぎです…。



あたしが男の子たちを前に固まっていると先生が話し始めた。



「そう。皆も知ってると思うけど、今日転校してきた柊 心音さんだ。お前らと同じ階に住むから仲良くしてあげて。それから…この子を皆で囲まないようにして。頼んだよ」



と、とりあえず礼しといた方がいいのかな…。



「よ、よろしくお願いします………」



「ごめ~ん!待った?」



あたしがそういった時、もう1人の男の子が現れた。


遅れて現れたこの人もイケメン…。


色んな意味で桜河学園は恐ろしいです…。