黙って俺のモノになれ【上】



「い、いえ。全然大丈夫なので気にしないでください…!」



「優しいね、心音は」



「そ、そんなことないです…」



「慧の言う通り。心音ちゃんは優しいよ。それじゃぁ説明するね?」



それから玲弥くんと慧くんは分かりやすく丁寧に寮について説明してくれた。


慧くんは主にツッコミなどを入れてただけですが…。


玲弥くんも慧くんもすごく優しくて、同じクラスで良かったと心から思いました。









玲弥くんたちから教えてもらった寮の制度はそんなにたくさんはありませんでした。


まず最初に教えてもらったのは門限。


桜河学園は割と自由らしくて、補導されなければ時間に縛りはないそうで。


だから土曜日の夜は寮にいる生徒の方が少ないんだとか……。


とにかく厳しくなくてよかった…。


バイトもあるし…。




次に部屋割り。


基本は2人で1部屋。


だけど、特別な理由がある人だけ1人部屋だそうです。


1人部屋があるのは3階だけで、あたしを含め現在7人だと慧くんが教えてくれました。


とりあえず1人部屋でほっとしました……。



それから、脱衣所やお風呂場、食堂などの利用時間やおおまかな位置などを事細かに教えてもらいました。


今日1日すごく色んな事があったけど、玲弥くんと慧くんがいて本当によかったです…。


玲弥くんはお兄さん気質ですごくしっかり者、慧くんは優しいけど少し毒舌。


転校初日。


不安だらけだったけれど、高校生活楽しめたらいいな、


そう思えたすごく濃い1日でした。