黙って俺のモノになれ【上】



そう言って案内されたのは屋上。



「ここはあまり人いないから気遣わなくていいよ」



玲弥くんが屋上に腰を下ろしながらそう言った。


玲弥くんの言う通り、屋上は誰もおらずずいぶんと気持ちが楽だった。


あたしが空を眺めていると玲弥くんが声をかけた。



「じゃぁ早速説明しようか。隣座りなよ」



そう言われたあたしは、玲弥くんの言葉に従い腰を下ろしました。


右隣には玲弥くん、左隣には慧くん。


2人ともすっごくいい人だって言うのは今日よく分かったんだけど…


それでもやっぱり男の子な訳で…


少し緊張しながらお弁当を開いた。


すると



「うわぁ!すげぇ!それ心音が作ったの?」



「本当すごいね!すごく美味しそう」



と、2人があたしのお弁当を覗き込んできた。


褒められなれてないあたしはすぐに頬が熱くなるのを感じました。



「心音ってすごい純粋だよな!こんな事で顔真っ赤にしちゃって!」



「あんまり心音ちゃんをいじめるなよ?」



「いじめてないよ!」



そんなあたしをよそに2人が言い合いをしている。


この雰囲気からも2人はすごく仲がいい事が伝わってくる。


男の子の友情もいいな…


あたしは2人を見てそう思いました。









「って。こんな事してる場合じゃなくて…寮の説明してあげないと!ごめんね、心音ちゃん」



しばらく3人で話していると、玲弥くんが話題を変えた。


3人で話してたっていってもあたしはほとんど聞いてるだけでしたが……。