あまり納得がいってないようだけど…
すみません…!
あたしには“くん”付けが限界です…。
それからというもの、玲弥くんは休憩時間の度にあたしに話しかけてくれた。
玲弥くんの好きなものや、嫌いなもの。
得意なことや、苦手なこと。
自分の話はするのに、あたしの話は全く聞いてこなかった。
そんな優しい玲弥くんに転校初日にも関わらず、あたしは少しずつ玲弥くんに心を開いていった。
この人なら、信用しても大丈夫かも…。
出会ったばかりでもあたしにそう思わせてくれるほど、玲弥くんには安心感があった。
あんなに男嫌いだったのに…。
あたしは不思議でしょうがありませんでした。
そしてお昼休み。
玲弥くんがもう1人男の子を引き連れてやってくる。
「こいつ、俺の寮の同室者。心音ちゃんとなら絶対に仲良くなれるから」
「どうも。玲弥と同室の溝口 慧(ミゾグチ ケイ)です!よろしくな」
そう玲弥くんと溝口くんが口を開く。
「あ、それと慧でいいから」
早速溝口くんと言おうとしていた口を閉じ
「け、慧くん…?よろしくお願いします…!」
と、言った。
「そう言えば心音ちゃん。寮の制度は知ってる?」
突然玲弥くんにそう聞かれたあたしは、黙ったまま首を横に振った。
「だよねぇ…。じゃぁ説明するよ!ご飯でも食べながら」



