黙って俺のモノになれ【上】



「そっかそっか。まぁ丁度いいや、席も玲弥と隣だから。仲良くしてやって」



「は、はい…」



あたしはそう言ってさっきの男の子の隣の席へ向かった。


するとお隣さんが話しかけてくる。



「同じクラスだったんだね。俺は中込 玲弥(ナカゴメ レイヤ)。改めてよろしく」



中込くん…。


やっぱり優しい人だな……。



「よ、よろしくお願いします……」



こうしてあたしの新しい高校生活は幕を開けた。









そして先生の連絡も終わり、休憩時間。


あたしの周りにはたくさんの男の子がいた。



「どっから転校してきたんだ?」



「て、天之宮高校から…………」



「柊はさ、何の教科が好き?」



「あ、えっと………ぜ、全部嫌いです…」



質問に答えるとまた質問。


きりがないように思えましたが…



「おい、お前らほどほどにしとけよ。心音ちゃん困ってるじゃんか!」



中込くんが止めてくれたおかげで少しおさまりました……。



「あ、ありがとうございます。中込くん…」



「ううん、全然大丈夫だよ。困ったことあったら何でも言ってね。あと…中込くんじゃ堅苦しいから玲弥でいいよ?」



「……じゃ、じゃぁ。れ、玲弥くん…で…」



「うーん…まぁ最初はそれでいっか!」