たいていの男の人は少し断ると去ってくれた。
だから、今回も大丈夫だと思っていたんです。
だけど………
「えぇ今いないじゃーん!友達はほっといていいから俺らと楽しいことしようよ~」
耳にピアスをつけた人がそう言う。
「あ、あの…!本当に…!」
「いいからいいから!ほら、こっち!」
あたしが必死で答えても聞いてくれず、男の人たちは強引にあたしの腕を引っ張っていく。
腕をほどこうにもびくともしない力強さを感じて、あたしは一気に男の人が恐怖へと変わりました。
1度そう思ってしまうと、ほかの人もそう見えてしまって…
あたしは恐怖で足がすくみました。
………誰か、助けて……!!!!
そう思った時、ぐいっと後ろへひっぱられ、誰かの腕の中に閉じ込められる。
だけど、冷静でなかったあたしは
「や、やめて…!い、いや……!」
そう身体をよじりました。
「落ち着け、心音!俺だ!」
だけど、聞こえてきた声は聞き覚えのある声で…。
「……っ!い、一輝くん…!」
「悪ぃな。びっくりさせちまって」
「お兄さん?横取りは止めてくれるかな?その子は俺らが先に見つけたんだけど~」
すると一輝くんは男の人たちに一言
「こいつ、俺のなんで勝手にもってかれると困ります。……さっさと俺らの前から消えろ!!」
そう言って男の人たちを追い返してくれました…。



