優空に続くように、翔斗、楓、奏夢が自分の思いを口にした。
俺は1人離れたところに座る湊叶を見た。
別にこれは強制して言わせるものではないし、湊叶が言いたくないならそれでもいい。
それなら解散しよう、そう思ったけど出来なかった。
湊叶が、何かを言おうとしているのが伝わったから。
「……俺は…女なんて嫌いで。嫌いだったはずで。なのに気づけば頭の中にあいつがいるんです。今日のコンテストだって出るつもりなんてなかったのに、あいつの名前が出た瞬間に“出ねーと”って思ったり、告白のセリフを言った時だって勝手にあいつを思い浮かべてたり…」
きっと、1番自分の気持ちと葛藤したのは湊叶だ。
「……けど、もう分かりました。俺はあいつが好きだから、そういう風に思うんだって。認めたくねぇ気持ちもあったけど…もう自分の気持ちから目を逸らすのはやめます。あいつは誰にも譲りません」
……これで皆、自分の思いは全てぶつけた。
「結局こうなっちゃったか…。けどまぁ今日、皆がそれぞれの想いをぶつけあった事だしこれからはどうなったとしてもお互い恨みっこはなし。それでいいよね?」
「あぁ」
「望むところっすよ」
「心音は絶対に譲らねー」
「俺も…負けないよ」
「………………」
「湊叶!おめぇもだぞ!」
「分かってるっつーの」
勝負は、始まったばかりだ────────



