最初は朝霧くん。
「お前が好きだ」
そこまで言うと、一呼吸おいて
「黙って俺についてこい。拒否権ねぇから」
何とも朝霧くんらしい言葉で告白終了。
次は優空くん。
「キミが好き。僕だって男だ」
喋り方は前の優空くんだけど、雰囲気はまるで素の優空くんだ…。
優空くんはそのまま意地悪に微笑んで
「そんなに油断してると……襲っちゃうよ?」
なんとも言えない小悪魔感を出して告白終了。
そして桐沢くん。
「お前なんか大ッ嫌いなはずなのに…」
そこまで言うと桐沢くんは、綺麗な笑顔を浮かべて
「しょーがねぇだろ、好きになっちまったんだから。責任取れよ」
優しくそう言い告白終了。
これには工藤くんだけじゃなく、あたしはもちろん玲弥や慧を初めとするこのステージを見ている生徒、ステージにいる朝霧くんたちもが驚いていた。
その雰囲気のまま2年生の翔斗先輩へ。
「女の子なんて皆同じだと思ってたのに…」
翔斗先輩と、ほんの一瞬。
目が合った気がした。
「なんでだろ…どうしてもキミが欲しいんだ」
先輩らしい言い方で告白終了。
翔斗先輩だから、胸に響く告白なんだろうな…。
続いて西宮先輩。
「俺がお前を守りたいだけだから」