黙って俺のモノになれ【上】













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その後も対決は続き…あっさり優勝者が決まると思っていたけど……。


3つめの早押し頭脳対決が終わったあと、誰も予想しなかったであろう出来事が起きていた。



「ここまでで早押し問題は終わりです!……ですが、これは前代未聞ですね。なんと歩結さん、楓さん、翔斗さん、奏夢さん、優空さん、湊叶さんのポイントが同率1位!!これでは優勝者を決められないので、6人にはこれから最後の対決を行ってもらいます!」



同率1位……。


確かに接戦だな…とは思いながら見ていたけど、まさか6人のポイントが一緒になるなんて……。



「皆、それだけ本気で戦ってるんだろうね。心音ちゃんのために」



あたしのために…?どうして……?



「訳わかんないって顔してるね(笑)けどまぁそれは彼らから直接聞いた方がいいと思うよ?」



いつも思う。


玲弥は色んな事を分かってる。


だけどあたしには…いつも玲弥が言ってる事の意味が分からない。


だから、たまに会話が成り立たない。


だけど玲弥が気づいてることはいつも大事なことで。


自分で気づいた方がいいって玲弥はいつも言う。


だから……結局聞けない。


でも最近、今はそれでいいのかなって、そう思うようになった。


だって今は知らないけど、玲弥の言い方は“後で必ず知る時が来るよ”ってそう言っているように聞こえるから。



「うん……分かった。玲弥はすごいよね…」



「え?何が??」



「ううん、何でもない。最後の対決、何かな…?」