「俺、ずっと歩結先輩に憧れてて。正直戦うのとかすごく嫌なんですけど…。ここに立ったからには正々堂々勝負したいです」
「うわー。あの子、歩結先輩好きオーラ半端ないね。子犬って感じ?そう思わない?心音」
「うん、大好きで仕方ないって感じだね」
相変わらず少し毒舌だよね、慧は。
「けど、あーゆー人こそ意外とやったりすんだよねぇー!まぁ優空には勝てないと思うけどさ!」
そしてどこまでも優空くんが好きだね、恒太くんは。
「エントリーNo.7、1年生デザイン科代表黒野伶央!」
「正直自信なんて全くないけど、自分信じて頑張ってみます」
「春樹、お友達だよね?何か言わなくていいの…?」
「いらねーだろ。伶央はむしろそういうのは嫌いなはずだから」
そっか、そういう人もいるんだな…。
黒野くんとは喋ったことないし、よく分からないけど春樹が言うなら間違いなさそう。
「残るは3名!エントリーNo.8、1年生総合学科代表朝霧奏夢!」
「優勝すんのは俺しかいねぇ。心音、俺と過ごす準備だけしとけ!」
相変わらずの自信…。
最初はこの雰囲気に圧倒されてたのに…慣れって本当に恐ろしい……。
「恥ずかしいセリフをさらっと言いやがって」
新川くんも素直じゃないけど……
「けど、他に応援するやつもいないし応援してるから頑張ってこい」
実は優しいよね。
小さな声で朝霧くんには届いていないけど、きっと大丈夫。
「エントリーNo.9、1年生芸能科代表三浦優空!」
「優勝して心音ちゃんと過ごす!僕の目標はこれしかないです!!」
「優空ー!その意気だ!俺はお前だけを応援してっからなぁ」



