黙って俺のモノになれ【上】


もちろん、不安がないと言えば嘘になる。


あたしが男嫌いになった理由を話しても皆は離れていかないかな…とか。


そんな事で嫌いになったのかって呆れられないかな…とか。


でももう、そんな事を考えてる時間なんてないし………



何よりあたしは皆のことを信じてる。









──────────信じたい…。











「……それじゃあお借りしていいですか?」



「うん。………行こう」



こうして7人で移動を始めたものの、会話らしい会話はほとんどなかった。














☆*☆*☆*☆*☆














「……何から話せばいいでしょうか。宮城くん…宮城一輝くんは小学校の頃からずっと同じクラスの腐れ縁で。それからあたしの……初恋の人でした」



少しひんやりとした生徒会室。


その中の会議用の机に向かい合って座るあたしたち。


右には優空くん。


左には翔斗先輩。


それから向かいの2席には朝霧くんと西宮先輩。





そして、あたしの後方にあるコンピューターの前の椅子に腰をかけている成田先輩と、


グラウンドが見える窓際に寄りかかる様に立っている桐沢くん。