分からないけど、これだけは言える。
皆に、
話す覚悟を決めなきゃいけない─────
「そっか…よかった!じゃーもう一つ。卒業してから…宮城(ミヤシロ)には会った?」
─────宮城、一輝(イツキ)くん。
あたしの最初で最後の好きな人。
それから……大嫌いな人。
「…………ううん、会ってないよ」
「……会いたいって思う?」
「…思わない。思えない…………」
「…そっか、そうだよね。分かった」
どうして………?
「どうして、そんな事聞くの…?」
叶愛ちゃんは知ってる。
あたしの事は全部。
なのに、どうして……?
「宮城がね、心音に会いたがってるって。この前、夢望(ノゾミ)にあった時言ってた。もちろん、無理には会わなくていい。だけどもし…会いに行く余裕が出来たなら私に連絡して。これ…私の連絡先だから」
いつの間に用意していたのか、白い小さな紙切れを手渡す叶愛ちゃん。
「…分かった。考えてみる……」
あたしはその紙を受け取り、なくさないようしっかりとポケットに入れた。
「うん。……もちろん、それ以外にも連絡してね?遊びに行ったりしようよ。中学の時みたいにさ!」
「うん。そうだね…!」



