黙って俺のモノになれ【上】


分からないけど、これだけは言える。



















皆に、

話す覚悟を決めなきゃいけない─────















「そっか…よかった!じゃーもう一つ。卒業してから…宮城(ミヤシロ)には会った?」



─────宮城、一輝(イツキ)くん。


あたしの最初で最後の好きな人。


それから……大嫌いな人。



「…………ううん、会ってないよ」



「……会いたいって思う?」



「…思わない。思えない…………」



「…そっか、そうだよね。分かった」



どうして………?



「どうして、そんな事聞くの…?」



叶愛ちゃんは知ってる。


あたしの事は全部。


なのに、どうして……?



「宮城がね、心音に会いたがってるって。この前、夢望(ノゾミ)にあった時言ってた。もちろん、無理には会わなくていい。だけどもし…会いに行く余裕が出来たなら私に連絡して。これ…私の連絡先だから」



いつの間に用意していたのか、白い小さな紙切れを手渡す叶愛ちゃん。



「…分かった。考えてみる……」



あたしはその紙を受け取り、なくさないようしっかりとポケットに入れた。



「うん。……もちろん、それ以外にも連絡してね?遊びに行ったりしようよ。中学の時みたいにさ!」



「うん。そうだね…!」