「───確かに、優空くんの言ってることも間違いではないです」
「だったら────」
「だけど…っ。それだけじゃないんじゃないですか…?優空くんが“友達”を作ることをやめた理由は本当にそれだけですか?あたしにはむしろ…“傷つくのが怖い”。そう言っているように聞こえたんですけど…」
「ははっ。何言ってんの?心音。意味分かんねー」
それ以上しゃべるな。
そんな気持ちを込めて放った俺の言葉は何の抗力も持たないまま、その場の空気にとけた。
「本当は、本気で仲良くなれる友達や仲間を作ることが怖いんじゃないですか…?その人たちにいつか、モデルだからって傷つけられるのが嫌だから。もちろん、あたしには優空くんの気持ちは分かりません。それでもあたしには…優空くんが心底友達を必要としていないようには見えないから…」
「…………黙れっ!!」
お前に何がわかるんだよ…。
1人じゃ何も出来なかったお前に。
心ではそう思ってるのに、本当の自分を見透かされた事に腹が立って言葉のコントロールがきかない。
「何なんだよお前。人の事知ったように言いやがって…!そうやって俺にはいい面しといて後で皆にバラすんだろ?ユウはこんな人間だったってな。そんな見え透いた嘘なんかに引っかかるかよ!」
「優空くん…」



