黙って俺のモノになれ【上】












そして待ちに待った当日---



「心音~?時間大丈夫?」



リビングからお母さんの声が聞こえる。




時間……大丈夫じゃないんだけど……



「……う、うまく着れない…!」



あたしは今、浴衣を着るのに苦戦してるんです…。



「心音?どうかした?」



なかなかリビングに顔を見せないあたしが気になったのか、お母さんがやってくる。



「うん…なかなか着れなくて…」



「それなら言ってくれれば良かったのに!ほら、こっちに来て」



見かねたお母さんがそういって手を貸してくれる。


お母さんの手にかかるとあっという間に着付けが終わった。



「わぁ……すごい……。お母さんありがと…!」



「全然いいのよ!やっぱ心音は浴衣似合うわねぇ…。さっすがお母さんの娘!!」



「…もう…お母さん…!」



は、恥ずかしいよ…!