そして待ちに待った当日---
「心音~?時間大丈夫?」
リビングからお母さんの声が聞こえる。
時間……大丈夫じゃないんだけど……
「……う、うまく着れない…!」
あたしは今、浴衣を着るのに苦戦してるんです…。
「心音?どうかした?」
なかなかリビングに顔を見せないあたしが気になったのか、お母さんがやってくる。
「うん…なかなか着れなくて…」
「それなら言ってくれれば良かったのに!ほら、こっちに来て」
見かねたお母さんがそういって手を貸してくれる。
お母さんの手にかかるとあっという間に着付けが終わった。
「わぁ……すごい……。お母さんありがと…!」
「全然いいのよ!やっぱ心音は浴衣似合うわねぇ…。さっすがお母さんの娘!!」
「…もう…お母さん…!」
は、恥ずかしいよ…!



