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「まさかあんなに夢中で見てくれると思わなかったからびっくりしたよ!全然違うでしょ、僕!」
「そうですね…。いつも優空くんが放ってる雰囲気とはまるで違いました…」
「でしょー。なんかね、クール系で売り出してるんだけど、普段の僕とは違いすぎてファンの人たちに会うといつも驚かれるんだ(笑)でもやっぱ心音ちゃんに見られるのは恥ずかしかったよぉ!でも…ありがとね、心音ちゃん」
「いえ…。写真の中の優空くんはかっこよかった、です。あ、その、もちろんいつもかっこいいですけど。もっとって言うか……」
「あははっ!うん、分かってるよ!でも…そんなにかっこいい連発されると照れるんだけど…。それにさ………………」
優空くんがふいにあたしの耳元に顔を寄せた。
「忘れてるかもしれないけど、僕も一応男だってこと、覚えておいてね」
「ゆ、優空くん………!」
「あはっ。心音ちゃん顔真っ赤!それと、それ買ってくれてありがとう!」
優空くんが指さした“それ”は、右下に小さく彼のサインが入ったメモ帳。
「はい。あたし、メモ帳とかよく使うし…さりげなく優空くんのだって分かるものが良くて。本当は写真とかがいいのかな、とか思ったんですけど…それだとその、目立っちゃうかなって思って……」
「そっか!僕は何でも嬉しいよ!心音ちゃんが僕のものを買いたいと思ってくれただけで充分!ってゆーかむしろ僕も写真じゃなくてよかったかも…!」
「…どうしてですか?」
「だってさ、心音ちゃんに写真見られてるって思うと僕も恥ずかしくてやれない…(笑)」



