「…確かにそうかもしれないですね…」
「心音ちゃんってさ、たまに変だよね!」
「へ、変……?」
「あははっ!うそうそ冗談だよ!やっぱ面白いなー。心音ちゃんは!!」
「そんな事ないと思いますよ…。それはむしろ優空くんが変わってるんじゃ…?」
「もー、言ったなー!そんな事あるんだってばぁ!!!…っと、そろそろ行こっ!」
「はい!」
文化祭終了間近。
6人目となる優空くんとの時間がスタートした。
「あの…この中、少しだけ見てみてもいいですか?」
歩き始めにあたしは早速口を開き、優空くんにお願い。
「あー、うん。いいけど…心音ちゃんにしては珍しいね!…もしかして誰か興味のある人がいるの?!」
「興味のある人って言うか…優空くんが見たいなって…」
「えっ?僕?!嬉しいけどなんで急に?」
まさか自分だとは思わなかったのか、ひどく驚いている様子の優空くん。
だけど…それはここの出し物を見つけた時からずっと考えてた事だった。
「あたし、ここの学校で生活している優空くんしか知らないので…そんな優空くんがどんな風にお仕事してるのかなーって少し気になって」
「何だー!そんなの言ってくれればいつでも現場に連れていくのにー!!“僕の彼女です”って!!(笑)」
「か、彼女だなんてそんな──────」
「───俺、本気で思ってんだけど。信じろよ…心音……………」
突然。
優空くんの雰囲気がガラッと変わった。
「え…?」
それに動揺を隠せないあたし。
「なんてね!びっくりした?今の今度僕が初出演する事になったドラマのセリフの一部なんだ!」



