黙って俺のモノになれ【上】



「背はあんまり高くないけど元気いっぱいって感じだったかな!ただ…一緒にいる友達に何かを言ってた気がするんだけど…何か違和感を感じたんだよねぇ。見た目とのギャップって言うのかな?とにかくオーラがすごかったよ(笑)」



優空くんの違和感か…。


あたしもそれはまだ拭いきれてないんだよね…。


何かある気はするんだけど………。



「そうだね…。それ優空くんだと思う。それから…?」



「んーとね~、爽やかな先輩!生徒会に入ってるって言ってた人じゃないかな。何だかすごく頼られてたみたいだし!歩結さんって呼ばれてたよ!」



成田先輩にも会ったんだ…。



「それが成田先輩だよ」



「やっぱそーかー!あの1番優しいって言ってた人だよね」



「うんっ」



「それからあと1人。1-A.Bクラスの出しものの看板ぶら下げて女の子と2人で歩いてる男の子がいたんだけどさ!その人かっこよくてすごいナンパされてるのにすごく冷たくてさ!心音が言ってた女嫌いの人かなーって!」



桐沢くん…。



「それはたぶん、桐沢くん。あってると思うよ…」



女の子…愛実ちゃんだろうし。


きっと一緒に回ってるはずだから。



「そっかー。やっぱりあの人たちかぁ。何となくね、オーラが違ったんだよね~!ほら、女の勘ってやつ?(笑)」



「そうなんだ…!すごいね、汐梨ちゃん。写真も見せたことないのに当てちゃうなんて…」



「まぁね(笑)それで?今彼はファンサ中ってこと?」



「まぁ……うん…………」