「汐梨ちゃん?バイト先で何かあったの?」
「あー…実は違くてさ(笑)光紅たちにはここでの事詳しく話してないでしょ?」
「あー…そうだね…。光紅ちゃんたちには男の子が苦手なことも話せてないから…」
本当は話そうと思ってたんだけど、転校の話が出て結局言えないままになったんだよね。
でも…2人もきっと何かしら思うところはあったんじゃないかな。
言えないままになってしまったのは申し訳なかったなぁ…。
「うんうん。だからね、あの2人の前じゃ聞けないなって」
「…うん?」
「あのさ…、そこの人だかりの中にいる人ってもしかして前言ってた6人の中の1人?」
「…あー、うん。そうなの…」
「はは。やっぱり!チャラい先輩、ってあの人だよね?」
「あはは……」
「性格はよく分かんないけど…本当イケメンだね~(笑)」
だよね…。
翔斗先輩だけじゃない。
性格に難ありな人もいるけど皆は本当にかっこいい。
「うん…」
「それにさっきね、心音が前言ってた人たち何人かにすれ違った気がするんだよね!」
「え?それって成田先輩たちのこと…?」
「うん、そう!あの6人の!1人は芸能科の建物に入っていったからモデルの人じゃないかなー。可愛い感じの子だよね?」
優空くんかな。
「似てる感じの子がいたら分からないけど…、たぶんその子かな?」



