黙って俺のモノになれ【上】



汐梨ちゃんの後ろから2人の声がした。



「光紅(ミク)と花菜(カナ)も一緒に来たんだ!最初は啓介(ケイスケ)と来よーと思ってたんだけど。光紅たちと行ったほうが心音も喜ぶかなーって思ってうちが誘ったんだ~!」



「水臭いなー、心音は!うちらも誘ってよね!」



「そうだよ、心音ちゃん!でも…本当に男の子ばっかりでびっくりしたよ」



「本当だよねー!」



「うちは心音に聞いてたからそこまで驚きはしなかったけど…やっぱいざ来てみると雰囲気とかまるで違うんだね~…」



「そうそう!」



いつの間にこんなに仲良くなってたんだろう…。


でも、文化祭に一緒に来るくらいまで仲良くなってくれたって思うとあたしも何だか嬉しいな。



「光紅ちゃん、花菜ちゃんも来てくれてありがとう。楽しんでいってね…!」



「うん、そうさせてもらう!」



「また遊びに行こうね。心音ちゃん!」



「うんっ…!」



光紅ちゃんと花菜ちゃん。


改めて友達になれて良かったと思える大事な人たち。



「あ、そうだ。光紅と花菜は先にここらへんの出し物とか回っててくれない?うち、ちょっと心音とバイトの話があるからさ!すぐ追いかける!」



「わかった!じゃ、またね。心音!」



「またね」



「うん、また」



光紅ちゃんと花菜ちゃんは仲良く人混みの中に消えていった。