「それが…いまいちよくわからなくて…」
って考えたら、どうやってもこのままが1番最良。
俺の気持ちは…いつか時が来たら必ず伝える。
それでいいかなって感じ。
「だよね(笑)じゃあ、とりあえず翔斗のクラスの方に行ってみよう」
「はい!すいません…」
「大丈夫。気にしなくていいからね」
☆*☆*☆*☆*☆
「はぁ~…。翔斗、いないね…」
「そうですね…。ここで、大丈夫ですよ」
「でも、それじゃ心音ちゃんが…」
「いえ、1人でも探してみます。ここまで来てもらったんですから…!それに、成田先輩まだ生徒会の用事があるのでは…?」
「…うん。実はそうなんだ。本当に大丈夫?」
1人にさせるのは嫌だけど…。
心音ちゃんの言う通り俺はこの後すぐ生徒会で急ぎの用事がある。
「本当に大丈夫です」
心音ちゃんここまで言うなら…きっと大丈夫。
だから俺は仕方なく
「…じゃあ、申し訳ないけどここで…。本当にごめんね。何かあったら連絡して!」
その場を去った。
生徒会室に戻る途中。
他校から来た1人の女の子がどこかのクラスの男子生徒に絡まれてたけど。
正直全然助けに行こうと思わなかった。
それで再確認。
あぁ、俺はやっぱり
────心音ちゃんだけが特別なんだって。