黙って俺のモノになれ【上】














☆*☆*☆*☆*☆














「本当にそれでよかったの?」



「はい…!」



…本当、この子には欲がないのかな…(笑)


飲み物を売っているクラスにたどり着き、心音ちゃんが迷わず選んだのは…500mlの水。


普通にジュースとかでよかったんだけど…。



「…はー。生き返りました…。ありがとうございますっ…!」



まーでも、心音ちゃん喜んでるし…いっか。



「いえいえ」











そしてそのまま時間は経ち…


交代の時間が来た。


充分な時間一緒にいたはずなのに、俺からすればたったの1時間。


正直………全然足りない。


だけどルールはルール。


それは守らなきゃいけないし、何より心音ちゃんを困らせるのは嫌だ。


この様子だと心音ちゃんはまだ俺の気持ちに気づいてないみたいだし…。


とりあえずセーフ、かな。



「心音ちゃん。翔斗どこにいるか聞いてる?」



もちろん、伝えてしまいたい気持ちがないわけじゃない。


でも伝えてしまうと俺ら7人のバランスがなんとなく悪くなるような気がするんだよな…。


そうなったらせっかく馴染んできた心音ちゃんがまた挙動不審になってしまう。


…………それだけは、避けたいな。