「朝霧くんの好意も、お金持ちだって事もちゃんと分かってるつもりです…。だけど…だからって何でも人に頼るのはあたしが嫌なんです。ただでさえ、いつも迷惑かけてるのに…。それに、男性だとか女性だとか相手が…朝霧くんだから…お金を持ってるからってそういう風に人を見て判断する人を見るのは心が痛いから…。せめてあたしは平等な目線で人と付き合っていきたいんです…。なんて、少し前まで男の人ってだけで怯えてたあたしが言えることじゃないんですけどね…」
そして一気に喋りすぎたあたしに驚きを隠せない様子の朝霧くんに
「……でも。このワッフル、美味しそうなので…頂いてもいいですか…?」
そう静かに付け加えた。
「…お、おう。やるっつってんだろ、最初から」
「ありがとうございます…!」
こうしてあたしたちはワッフルを片手に校舎へ戻った。
☆*☆*☆*☆*☆
あー…さっきはペラペラ喋りすぎちゃったかな…。
柄にもない事言っちゃったし…。
朝霧くん、引いたかなぁ…。
なんて頭を悩ませながらも少し前を歩く朝霧くんについていく。
どこに向かってるんだろう…。
このペースだと行き先は決まってるみたいだし…。
それに…心なしか会話が少ない気がするんです。
やっぱり何か気に触ったかな…?
どうしよう…………。
とは言え、
「ついてきてるか?バカ女」
もちろん、上から目線は健在です。
「あ、はい…」



